自己破産とは
破産とは、多額の借金などにより債務者が自分の持っている資産では借金を返せなくなり、生活必需品を除いたすべての財産を清算して、全債権者に対してその債権額に応じて借金を返済し、残りの借金を免除するという制度です。
破産は、債権者も申し立てをすることができるのですが、債務者自身が申し立てをする破産を自己破産といいます
自己破産のポイントは、@裁判所を利用する A生活必需品を除くすべての財産を清算する必要がある B免責されれば借金全額が免除される の3点になります。
よく自己破産を選ばず、夜逃げや自殺に向かう方々がいますが、自己破産は決して恥ずかしいものではありません。自己破産で悩みが解決するなら自己破産を選びましょう。
ところで、自己破産をすれば必ず借金の全額が免除されるというものではありません。自己破産による免責を受けなければ、借金は免除されません。
この免責を受けるためには、浪費やギャンブルが原因による債務では、免責を受けることはできません。
なぜなら、浪費やギャンブルによる場合は免責の不許可事由に当たるからです。
自己破産と他の手続きとの違い
自己破産と任意整理の違い
自己破産と任意整理の違いは、裁判所を利用するか利用しないかということです。
すなわち任意整理は債権者と債務者が交渉することによって債務整理をします。しかし、厳格な手続きを要する自己破産は、必ず裁判所を通して手続きが行われます。
自己破産で免責を受ければ借金全額が免除されますが、任意整理で借金が全額免除される場合はありません。
任意整理の場合、自己破産のように特別の職業につく場合の資格制限がありません。具体的には、自己破産の場合は警備員や宅地建物取引主任者などの職業に就けなくなります。
自己破産をして免責を得るためには、ギャンブルや浪費は免責の不許可事由になっているから浪費やギャンブルが原因ではいけません。
この点、任意整理は、浪費やギャンブルが原因でも手続きを進めることはできます。
自己破産と個人再生の違い
自己破産と個人再生の違いは、自己破産は生活必需品を除いたすべての財産を清算する必要がありますが、個人再生なら住宅ローン特側を活用すればマイホームを維持したまま債務整理が可能です。
自己破産で免責を受ければ借金全額が免除されますが、個人再生で借金が全額免除される場合は原則ありません。
個人再生の場合、自己破産のように特別の職業につく場合の資格制限がありません。具体的には、自己破産の場合は警備員や宅地建物取引主任者などの職業に就けなくなります。
自己破産をして免責を得るためには、ギャンブルや浪費は免責の不許可事由になっているから浪費やギャンブルが原因ではいけません。
この点、個人再生は、浪費やギャンブルが原因でも手続きを進めることはできます。
自己破産と特定調停の違い
自己破産と特定調停の違いは、自己破産は生活必需品を除いたすべての財産を清算する必要がありますが、特定調停なら交渉により財産を残しながら債務整理が可能です。
自己破産で免責を受ければ借金全額が免除されますが、特定調停で借金が全額免除される場合はありません。
特定調停の場合、自己破産のように特別の職業につく場合の資格制限がありません。具体的には、自己破産の場合は警備員や宅地建物取引主任者などの職業に就けなくなります。
自己破産をして免責を得るためには、ギャンブルや浪費は免責の不許可事由になっているから浪費やギャンブルが原因ではいけません。
この点、特定調停は、浪費やギャンブルが原因でも手続きを進めることはできます。
Copyright (C) 2007 借金整理.com All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。